· 

ひとりになると



盲腸を取ってもらった。


痛さをナメていた。こんなに痛い&後に残るものとは、、。


しばらくは咳払いも痛い日々だ。




一人で病院のベッドに寝て今日で4日。



一人になるとどうも感受性が高まるみたいだ。

高山なおみさんの夫、スイセイさんが

感受性というのはどの人も同じくらい持っていて、生物として危機を感じた時にそれが高まるんじゃないか ーというような事を

言っていたと、高山さんの本に書いてあったのを思い出した。




今は25年間一緒にいた盲腸という器官がなくなってしまった訳だし、痛いし、

それでもって看護師さんたちはいてくれるけど一人だし。


感じることが多くなるのは自然なことなんだろう。



インスタグラムを見まくって、

私の知らない世界にいる人たちを知って、

その人が本心で繋ぐ言葉に思わず涙したりだとか、

普段だったらそのお洒落なところを

よく思わない自分がいて、少し妬んでしまったりもするのだけど。


今はほんとうに素朴にすごいなあと

尊敬するし、

こんな人たちが世界にはいるから

私も生きていける。なんて心強くもなれる。



盲腸も悪いことばっかじゃなかった。




ひとりよがりな

欲が絡んだ文章はすぐに見抜ける。

ちょっとでも違和感を感じたならそれが何よりの証拠だ。


だけど私だって気を抜けば

まるで振り子みたいに

すぐに欲のある方へに振れられる。



だから書くことだって闘いなのだ。

書くことじゃなくたって、

ものを産み出すことはいつも

自分自身と葛藤しながら。



修正して、修正して、


たまにうまくいく。


それでもまた我にかえって

地味に地道に、コツコツとやる。


人目に出るのなんて、たったの一部なのだ。



だけどだから、やっていけるんだろう。




読んでくれるほんのわずかな人たちに

いつだって助けられながら、

今みたいに、盲腸で一人入院している

若い女の子がたまらなく

切なくなったときに

ためらいなく触れるように

そこにあれる本が

つくれたらいいなあと思います。

私にとってはその本は

よしもとばななさんなのでした。




ばななさん!!何度でも叫びます!!

あなたの小説が大好きでーーーす!!

L・O・V・E!!!!!



満月の前の春の日に