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神様、もしくは天使のような。

 

この「ミタライク」で好きな本、音楽、映画などについて綴るのは

楽しくも、怖いところがある。

 

言葉にすると、それらが持つ曖昧な部分を

言葉にできないからこうなった、という表現を

限定してしまったような、さびしい気持ちになる。

しかも、そうしたのは他人の私で

だから、可能性を探さなければ、と思う。

どうかぎりぎりのぴったり沿える言葉が降りてくるように。

 

 

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安藤さんのライブに行くと、必ず泣いてしまう。

それも、号泣だ。

周りを見渡しても、私ほど泣いている人はいないと思う。

自分が引くほど泣いてしまう。

やばいやばいやばいよ私、と頭の隅で思いながらも

湧き上がるような、涙が止まらない。

どうしてかは、自分でも説明ができなくて、

ただなんとなく、

安藤さんに自分の子どもの部分をぎゅっと

抱きしめてもらっているような。そんな気がする。

 

 

安藤さんの、声。

揺れるような、外国の少年みたいなイメージの、優しくて、芯の強い声。

 

「 あなたのこと べつに好きじゃないのよ 

 

  ごろごろごろって 言ってるだけ 」

 

 

初めて聞いたのは、マルイに昔あった本屋さんで。

本と雑貨が置いてあるその中間くらいの棚で

ちいさいCDプレーヤーに乗ってくる歌声が私の足を引き留めた。

 

出会いだったと思う。

 

あれから何度もライブに行った。

京都は夢みたいなところだと思った。思い立てばすぐにでも

こんなすごい人のもとへゆけるのだ。

 

CDもすばらしいけど、ライブは圧倒的だった。

圧倒されて、包まれて。何度も泣いた。

 

神様はこんなに近くにいたんだと思った。

 

 

恋に破れた時、バイトで叱られた時、ひとり寂しい夜、

そばで慰めてくれた。

私が私に送れる、ひとつの愛情だった。

 

安藤さんの歌は、愛 そのもの。

 

好きで、好きで、好きで、

恋焦がれ続けている、

私のあこがれの 魂なのです。

 

 

「安藤明子/ハローキティ」